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これ、何のマーク? 知っておきたい 食品関連表示マーク

 野菜や加工品などの食べ物には、さまざまなマーク(食品表示)が付けられています。それらのマークにはいったいどのような意味があるのでしょうか。
 これらのマークは、消費者が商品を選ぶ際の貴重な情報です。その食品がどのようなものなのかを伝え、一定の基準や規格をクリアした場合に付けられます。食の安全や安心、健康を守るための思いが詰まっているマークともいえるでしょう。
 しかしながら、見覚えのあるマークでも正しく説明ができる人は案外多くないのではないでしょうか。ここでは、よく見掛ける物から、ごく限られた食品に付けられる物まで、取り混ぜて10点をご紹介します。
 まずは、解答を見ずにチャレンジしてみましょう。楽しみながら食品関連表示マークについて勉強しましょう。

以下の10点のマークとA~Jの解説を正しく組み合わせてみよう

SQ(セーフティ&クオリティ)マーク

■■■ 解説 ■■■

食品衛生法登録検査機関である一般社団法人菓子・食品新素材技術センターが認証しているマーク。菓子にはJAS規格がないため、消費者が安心して菓子を選ぶときの目印として利用されるよう、1988年に同センターにより制定されました。菓子類の安全と品質保証に必要な項目について試験・検査を行い、さらに表示内容などを審査して合格した商品に付けられます。

トクホ(特定保健用食品)マーク

■■■ 解説 ■■■

特定保健用食品(通称トクホ)に付けられます。トクホとは、個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けた、保健の効果を表示できる食品のこと。他の食品との違いは、体の生理学的機能などに影響を与える成分を含み、血圧や、血中のコレステロールを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つなど、特定の保健の効果が科学的に証明されていることです。

地域特産品認証マーク(Eマーク)

■■■ 解説 ■■■

地域の特色ある原材料や技術によって作られた地産地消タイプの特産品に付けられ、優れた品質と信頼の証しとして表示されています。3つのEは、優れた品質(Excellent Quality)、正確な表示(Exact Expression)、地球の環境と調和(Harmony with Ecology)の英字のEを食品の「品」に図案化したもので、良い品(イイシナ)であることを表しています。各都道府県が認証基準を定め、認証しています。

JASマーク

■■■ 解説 ■■■

英語名称は、Japanese Agricultural Standard。品質保証の規格で、一般JAS規格(日本農林規格)に適合した農・林・水・畜産物およびその加工品に付けることができます。JAS法に基づいて、農林水産大臣が種類(品目)を指定し、制定します。果実飲料、即席めん、乾麺類、しょうゆ、ソーセージ、ベーコン類ほか、2015年6月現在で62品目について201規格が定められています。

歯に信頼マーク

■■■ 解説 ■■■

日本トゥースフレンドリー協会が認定した、虫歯のことを気にせず安心して楽しめる菓子に付けられたマーク。同協会では、「食べてから30分以内に歯垢(しこう)の pH を 5.7 以下に低下させないもの」、つまり食べても虫歯になる危険ゾーン(pH5.5以下)にならない菓子を認定しています。Toothfriendly Internationalが指定した試験機関で、科学的根拠に基づいた厳しい試験を通過した菓子に限定されます。

GIマーク

■■■ 解説 ■■■

それぞれの地域で育まれた名産や名物、特産などといわれる農林水産物・食品、いわゆる「地域ブランド」を守るために2015年に地理的表示保護制度がスタートしました。この制度で認められ、登録された産品に付けられます。マークが付いた産品は、品質について国のお墨付きが与えられたことになり、価格の維持、向上にも役立ちます。海外でも日本の真正な地域ブランド産品であることがはっきりと分かります。

認定健康食品(JHFA)マーク

■■■ 解説 ■■■

JHFAとは、Japan Health Food Authorizationの略。健康食品の一つで、公益財団法人日本健康・栄養食品協会が認めている食品に付けられます。品質や製品(規格)基準に合格した場合に付けられます。規格成分のみならず一般細菌や大腸菌などを分析し、表示内容についても学識経験者による審査を経ています。

冷凍食品の認定証マーク

■■■ 解説 ■■■

一般社団法人日本冷凍食品協会が運営する冷凍食品認定制度に適合した工場で製造され、認定基準をクリアした冷凍食品に付けられます。冷凍食品認定制度は消費者が安心して冷凍食品を選ぶ目安として、高度な品質・衛生管理体制で商品作りを行っていることを証明するものです。2009年4月、従来の認定制度および認定基準を改定し、より安全で品質の良い冷凍食品の提供に努めています。

飲用乳の公正マーク

■■■ 解説 ■■■

飲用乳の表示に関する公正競争規約に従い、適正な表示をしている飲用乳に付けられます。全国飲用牛乳公正取引協議会の参加会員の飲用乳の種類に応じて紙容器やキャップなどに慣例的に一括表示事項として表示されます。マークの対象品目である飲用乳とは、牛乳、特別牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、加工乳、乳飲料の7種類を総称したものです。必要な表示項目、表示の位置、活字の大きさ、禁止事項など、細かく規定されています。

有機JASマーク

■■■ 解説 ■■■

太陽と雲と植物をイメージしたデザイン。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料および畜産物に付けられます。有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関に認定された事業者のみが付けることができます。このマークがない農産物と農産物加工食品には、「有機」や「オーガニック」などの名称は表示できません。

≪ 解答 ≫

1…D 2…B 3…G 4…F 5…C 6…J 7…I 8…A 9…E 10…H